次世代サイバーセキュリティのグローバルリーダー企業である英国ソフォス(日本法人:ソフォス株式会社 東京都港区 代表取締役 中西 智行)は本日、Qualcomm Technologies社.のQualcomm® Snapdragon™コンピュータプラットフォームを搭載し5G通信に対応するPCにSophos Intercept Xを提供する計画を発表しました。Sophos Intercept XとSnapdragonコンピュータプラットフォームが連携することにより、Always-On(常時稼働)でAlways Connected(常時接続)のPC環境で次世代のサイバーセキュリティを実現します。
5G通信を可能にするSnapdragonコンピュータプラットフォームはスマートフォン技術を生かして構築されており、4Gおよび5Gモバイル接続に対応する軽量薄型のファンレスノートPCに最高の性能と効率性をもたらします。Sophos Intercept Xは、先進的なコンピュータシステムおよびエンドポイントを保護するよう設計されており、ディープラーニングAIとランサムウェア対策機能により、最新の高度なサイバーセキュリティの脅威を阻止します。ソフォスでは、Snapdragonコンピュータプラットフォーム向けのIntercept Xを2021年後半に提供開始する予定です。
ソフォスの最高技術責任者(CTO)であるJoe Levyは、次のように述べています。「スマートフォンとPCのテクノロジーを融合させた、常時稼働で常時接続型のインタラクティブなコンピュータ環境では、これまでになかった新たなセキュリティ機能を提供します。モバイルデバイスはPCと比較すると、歴史的にセキュリティインシデントの発生がはるかに少なくなっています。この主な理由は、PCが従来型のアーキテクチャを採用している一方で、モバイルデバイスでは包括的で予測可能性に優れる最新のアーキテクチャが採用されており、アプリケーションベンダーが高性能で安全なソフトウェアを設計できるようになっているからです。 Snapdragonコンピュータプラットフォームは、PCと同等のユーティリティと性能を備えながらも、最新のモバイルコンピューティングデバイスに組み入れられている多くの利点も備えており、大幅に進化していることを証明しています。セキュリティでは予測可能であることが極めて重要です。ソフォスはこの次世代コンピュータプラットフォームのセキュリティの向上に寄与できることを嬉しく思っております」
Sophos Intercept Xは次の機能を提供します。
- コネクテッドスタンバイ機能を活用し、Snapdragonを搭載するPCと継続的に通信し、デバイスがオフラインになっている場合に発生することがある重要なデータの取りこぼしがなくなり、セキュリティ調査における盲点が少なくなります。
- Qualcomm® AI EngineによるAIアクセラレーションを使用し、実行速度と電力消費を最適しながら、AIを活用するソフトウェアをデバイスでリアルタイムにコンパイルし、デバイスの動作速度と電力効率を向上します。
- ハードウェアレベルのルート・オブ・トラスト(信頼の基点)を利用してデバイスと暗号の完全性を確保し、デバイスとアイデンティティの結合を強固にします。
Qualcomm Technologies社の製品管理担当シニアディレクターであるMiguel Nunes氏は次のように述べています。「5G通信に対応するSnapdragonコンピュータプラットフォームは、常時稼働で常時接続型のPC環境を実現するだけはありません。当社の高度なAIと5G通信機能を利用して、次世代セキュリティの技術革新も可能になります。ソフォスとの協業により、AIを活用した脅威検出機能を組み入れたセキュリティ業界屈指のエンドポイント保護を当社のソリューションでさらに強化することで、オンデバイスセキュリティを新たな次元へと引き上げることが可能になります。Snapdragonコンピュータプラットフォームを搭載した5G対応デバイスに次世代のエンタープライズグレードのセキュリティを提供することで、ソフォスが今後コンピュータ環境を変革していくものと期待しています」
Sophos Intercept X エンドポイントのWebサイトを参照して、ランサムウェアやその他のサイバー攻撃を阻止する方法の詳細をご覧ください。Qualcomm Technologies社のSnapdragonコンピュータ・プラットフォーム・スイートの詳細については、こちらをクリックしてください。
●ソフォスについて
ソフォスは、次世代サイバーセキュリティの世界的リーダーとして、150か国以上のあらゆる規模の400,000社以上の企業を今日の最も高度なサイバー脅威から保護しています。SophosLabsのグローバルな脅威インテリジェンスおよびデータサイエンスチームにより、ソフォスのクラウドネイティブでAIによって機能拡張されたソリューションは、ランサムウェア、マルウェア、エクスプロイト、データ流出、自動化されたアクティブな攻撃、フィッシングなど進化するサイバー犯罪技術からエンドポイント(ラップトップ、サーバー、モバイルデバイス)とネットワークを保護します。クラウドネイティブな管理プラットフォームであるSophos Centralは、Intercept XエンドポイントソリューションやXG次世代ファイアウォールなど、ソフォスの次世代製品ポートフォリオ全体を、APIのセットを介してアクセス可能な単一の同期セキュリティ(Synchronized Security)システムに統合します。ソフォスは、クラウド、機械学習、API、自動化、MTR(Managed Threat Response)などの高度な機能を活用して、あらゆる規模の企業にエンタープライズレベルの保護を提供し、次世代サイバーセキュリティへの移行を推進しています。ソフォスは、53,000社以上のパートナーおよびマネージドサービスプロバイダー(MSP)からなるグローバルチャネルを通じて製品を販売しています。ソフォスはまた、革新的な商用テクノロジーをSophos Home経由で消費者に提供しています。ソフォスの本社は英国オックスフォードにあります。詳細については、www.sophos.com (日本語サイト:https://www.sophos.com/ja-jp)をご覧ください。
Qualcommについて
Qualcommは、世界をリードするワイヤレステクノロジーの革新的企業であり、5G製品の開発、発売、機能拡張を牽引しています。Qualcommがスマートフォンからのインターネット接続を実現したことが、モバイル革命の引き金となりました。現在、モバイルエコシステムの基盤としてQualcommのテクノロジーが採用されており、多くの3G、4G、5Gスマートフォンで同社の製品が利用されています。Qualcommは、自動車、モノのインターネット(IoT)、コンピュータなどの新しい業界でモバイルの利点を享受できるようにし、あらゆる人があらゆるモノとシームレスにコミュニケーションできる世界に向けて、新しい道を切り拓いています。
Qualcomm Incorporatedは、ライセンス事業、QTL(Qualcomm Technology Licensing)、および特許ポートフォリオの大部分を所有しています。Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologies, Inc.は、他の子会社とともに、エンジニアリング、研究開発機能の実質的なすべて、およびQCT半導体事業を含む製品およびサービス事業の実質的なすべてを運営しています。
*QualcommおよびSnapdragonは、Qualcomm Incorporatedの商標または登録商標です。
Qualcomm SnapdragonおよびQualcomm AI Engineは、Qualcomm Technologies, Inc.およびその子会社の製品です。
●報道関係のお問合せ先
ソフォス株式会社広報事務局
Tel: 03-6454-6930
Email: sophos@ambilogue.com