5月 31, 2023 —

Cybersecurity-as-a-Serviceを開発・提供するグローバルリーダー企業のソフォス(日本法人:ソフォス株式会社(東京都港区 代表取締役 中西 智行)は本日、新しいレポート「最前線のサイバーディフェンスがサイバー保険加入に果たす重要な役割」を公開し、サイバーディフェンスの強化が保険引受の可能性、保険料、契約条件に及ぼす影響について詳しく説明しています。昨年サイバー保険に加入した組織の95%が、自社のサイバーディフェンスが直接的に影響したことを報告しており、60%が「保険引受審査への影響」、62%が「保険料への影響」、28%が「保険の条件への影響」があったと回答しています。


また、保険に加入していると回答した企業は91%に達し、さらに8%の企業は現在加入していないが、今後1年間で加入する予定であると回答しており、サイバー保険への加入は常識になっています。サイバー保険への加入は、攻撃を受けた影響を復旧するために重要な役割を果たしています。

  • サイバー保険に加入している組織は、ランサムウェア攻撃を受けて暗号化されたデータを復元できる可能性が高くなっています。サイバーセキュリティ保険市場は、パッケージ型とスタンドアロン型の2つのカテゴリに大別されますが、ランサムウェア攻撃によって暗号化されたデータを復元できた割合は、スタンドアロン版のサイバー保険を契約している組織で98%、パッケージ型のサイバー保険を契約している組織の97%に達しているのに対し、サイバー保険を契約していない組織では84%に留まっています。
     
  • スタンドアロン型のサイバー保険に加入している組織は、サイバー保険に加入していない組織に比べて、暗号化されたデータを復元するために身代金を支払う可能性が約4倍高くなっています。過去1年間にランサムウェア攻撃を受けてデータが暗号化された組織のうち、スタンドアロン型のサイバー保険に加入している組織の59%が身代金を支払ったのに対し、パッケージ型のサイバー保険に加入している組織では37%、サイバー保険に加入していない組織では15%になっています。
     

ソフォスの製品担当シニアバイスプレジデントであるRaja Patelは、サイバー保険と組織のサイバーディフェンスの関係について次のように述べています。「高度な標的型攻撃を実行するアクティブアドバーサリから組織を保護するためには、サイバーディフェンスの強化が極めて重要です。組織は導入している複数のセキュリティテクノロジーを適切に設定および管理し、脅威に効果的に対応しなければなりません。ソフォスは、業界初となる脅威検出と対応機能によって、お客様のセキュリティ環境がどのような状況であっても、必要とされる能力を確実に提供して、優れたセキュリティの成果をもたらします」

「最前線のサイバーディフェンスがサイバー保険加入に果たす重要な役割」レポートのデータは、14カ国3,000名のサイバーセキュリティとIT従事者を対象として2023年1月と2月に実施した独自の調査によって収集されています。

ソフォスについて

ソフォスは、サイバー攻撃に打ち勝つための高度なセキュリティソリューションのグローバルリーダーです。2025年2月にセキュアワークスを買収し、MDRを中心にAIに最適化されたサービス、テクノロジー、製品を提供するサイバーセキュリティ業界の先駆者として、新たな展開を迎えました。ソフォスは現在、28,000以上の組織をサポートする世界最大のMDR(Managed Detection and Response)プロバイダーとなりました。ソフォスのポートフォリオには、先進的エンドポイントやネットワーク、メール、クラウドセキュリティが含まれ、Sophos Centralプラットフォームを通じて統合的防御を提供しています。セキュアワークスは、Taegis、ID脅威検出と対応(ITDR)、次世代 SIEM、リスク管理、包括的なアドバイザリーサービスを提供しています。ソフォスは、これらすべてのソリューションを、世界中のリセラーパートナー、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、マネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)を通じて提供することで、フィッシング、ランサムウェア、データ盗難、などの日常的なサイバー犯罪や、国家主導型サイバー攻撃から世界60万以上の組織を守っています。このソリューションは、Sophos X-Opsによる脅威インテリジェスと、新たに統合されたCounter Threat Unit (CTU) のデータによって強化されます。ソフォスは英国オックスフォードに本社を置いています。詳細は www.sophos.com をご覧ください。